专利摘要:
本発明は、一実施形態において、被試験デバイス又は被試験リンクからの信号を電磁的にサンプリングする電磁カップラプローブと、該プローブからサンプリングされた電磁信号を受信し、該信号に対応するデジタル信号を出力する、例えば集積回路として構成された受信器と、を含むシステムを含む。その他の実施形態も説明される。
公开号:JP2011513766A
申请号:JP2010550929
申请日:2009-03-31
公开日:2011-04-28
发明作者:ジャーン,チアーン;テイト,ラリー;ニック,タッド;ベッカー,マシュー;ヤーン,ジービーン
申请人:インテル コーポレイション;
IPC主号:G01R31-302
专利说明:

[0001] 本発明は、電磁的に結合されたデータの復元及びリタイミングを行う受信器に関する。]
背景技術

[0002] 半導体デバイス及びバスを含む最近のコンピュータシステムでは、搭載される新たなシステム及びボードのデバッグ及び認証のため、また、製品リコールを回避するために設計若しくはプロセス、又はこれら双方に関連するものであり得る手戻り問題の原因を迅速に突き止めるため、ロジック/トラフィックトレースプローブを組み込んだ検証システム/ツールが用いられている。例えばマイクロプロセッサなどのますます高速化しつつある半導体デバイスの帯域幅をサポートするよう、そのようなデバイスをメモリ、グラフィック及び周辺機器に接続するバス上のデータレートは、より高いレートへと絶えず高められていかなければならない。デバイスのデバッグを行って製品を出荷するために、ロジック検証の目的で、そのようなデバイス同士の間での相互作用が観察される。]
[0003] 例えば入力/出力(I/O)バスなどの様々なデータバスのプロービングは、様々な直接取付け手法を用いて行われてきた。それらの手法の例としては、ロジックアナライザに接続される抵抗ベースのプローブ技術がある。しかしながら、そのようなプローブ技術は、より速いデータレートまでバスの速度が高められるとき、被試験リンク(link under test;LUT)の信号品質(インテグリティ)問題を生じさせ得る。]
発明が解決しようとする課題

[0004] 電磁的に結合されたデータの復元及びリタイミングを行う受信器が提供される。]
課題を解決するための手段

[0005] 一態様に従った集積回路は、被試験デバイス(DUT)又は被試験リンク(LUT)からの信号を電磁的にサンプリングする電磁カップラプローブから、サンプリングされた電磁信号を受信し、前記DUT又はLUTからの前記信号に対応するデジタル信号を出力する受信デバイスを有する。]
図面の簡単な説明

[0006] 本発明の一実施形態例に従ったLUTに電磁結合されたデータ受信器を示すブロック図である。
本発明の他の一実施形態例に従った受信器を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に従ったトレーニング動作を示すフロー図である。
本発明の他の一実施形態例に従ったシステムを示すブロック図である。
本発明の他の一実施形態に従った試験対象システムを示すブロック図である。]
実施例

[0007] 被試験デバイス(DUT)及び被試験リンク(LUT)を調査するときに信号インテグリティ問題を軽減するため、LUTに取り付けられた電磁(EM)カップラに基づくプローブ技術が用いられ得る。EMカップラは、LUTに最小限の外乱のみを生じさせながら、“制御された”クロストークを用いて、LUT信号をサンプリングする。そして、サンプリングされた信号は、別個の集積回路(IC)又はその他の専用半導体デバイスとし得る受信器システムを用いて復元され、強められ、受信器システムからの送信のためにデジタル形式に変換される。]
[0008] より具体的には、本発明の実施形態は、直接取付け型のEMカップラプローブ(又はカップラ)のための受信器を提供し得る。EMカップラプローブ(例えば、直接取付け型EMカップラプローブなど)は、LUT上の信号から結合される逆方向のクロストークを用いて、LUTをサンプリングする。サンプリングされた信号は、LUT上に存在するデジタル信号を復元するために使用される。これは、電子受信部品(以下では受信器とも称する)を用いて達成される。カップラプローブは、LUT信号の導関数的な信号を出力する。そして、LUTの出力信号は、先ず信号を積分することによって復元される。積分関数は、導関数とは逆のものであり、故に、スケーリングされた形態ではあるものの、ベースバンド信号が復元される。本発明の実施形態は、受信器に結合された分析装置を用いて信号伝達の検証又は論理的なデバッグを探ることを提供し得る。]
[0009] 図1は、本発明の一実施形態例に従ったLUTに結合された電磁受信器のブロック図である。その他の実施形態及び構成も使用され得る。図1に示した実施形態は、LUT上に伝送される直流(DC)バランスをとられた、あるいはDCバランスをとられていないデータに関係し得る。一例として、DCバランスをとられたデータは、データ信号にエンコードされたクロック信号を含み得る。] 図1
[0010] 図1は、LUT70によって接続された送信デバイス50と受信デバイス60とを示している。用語LUTは、送信デバイス50と受信デバイス60との間の少なくとも1つの信号接続を意味する。送信デバイス50及び受信デバイス60は、バス、インターコネクト、信号線、印刷回路基板(PCB)配線、フレックスケーブル、マイクロ同軸ケーブル、及び/又はその他の電気接続手段によって接続された、別々のIC又はその他の半導体部品とし得る。] 図1
[0011] 送信デバイス50は、受信デバイス60へとLUT70上で伝送されるデータを生成する処理回路又はその他のそのような回路を含み得る。データは、差動DCエンコードデータであってもよい。少なくともLUT70が2つのチップ間に接続され、2つのチップ間でデータが伝送されることを可能にするよう、送信デバイス50は1つのチップ上に設けられ、受信デバイス60は別の1つのチップ上に設けられ得る。(これら2つのチップのうちの少なくとも一方を含む)製品の検証処理中、(これら2つのチップのうちの少なくとも一方を含む)製品のデバッグ中、及び/又は(これら2つのチップのうちの少なくとも一方を含む)製品の実使用中に、データが伝送且つ/或いは検証され得る。]
[0012] 図1に示したEM受信器100は、LUT70に結合されたEMカップラプローブ110と、EMカップラプローブ110に接続された受信器120とを含み得る。受信器120は、マイクロ同軸ケーブル、印刷回路基板(PCB)配線、フレックスケーブル、及び/又はその他の電気接続手段を用いてEMカップラプローブ110に接続され得る。EMカップラプローブ110は、サンプリングされた電磁信号を提供し得る。一例として、EMカップラプローブ110は、LUT70の各差動対配線に対して2つの並列の信号配線を含んでいてもよい。EMカップラプローブ110は、例えば直接的に結合されるなどして、LUT70に結合される。また、EMカップラプローブ110は、誘導結合及び容量結合の双方を有することにより、LUT70に交流(AC)結合されてもよい。一例として、LUT信号への結合信号の指標であるカップラプローブ強度は、およそ0.1<Kc<0.2の間に設定され得る。ただし、Kcは結合係数(すなわち、カップラプローブへの入力におけるLUT電圧に対するカップラ出力電圧の比)として定義され、この場合、LUT信号電力のおよそ1%から4%が除去される。これは、LUT信号のインテグリティへの影響を最小化し得る。EMカップラプローブ110のその他の例も本発明の範囲内にある。] 図1
[0013] 受信器120は、LUT70上で伝送されるデータ(又はデータパターン)に基づいて、カップラプローブ110から、サンプリングされた電磁信号を受信し得る。受信器120は、このデータを処理し、例えばロジックアナライザなどの別の装置に送信可能な復元され且つリタイミングされたデジタル信号を生成したり、あるいは直接的にデータを分析したりすることができる。EM受信器100の受信器120の入力及び出力は、差動入力及び差動出力であってもよい。受信器120の出力信号は、LUT上のデータの正当性又は不当性を確認するため、分析装置に提供され得る。分析装置は、オシロスコープ、ロジックアナライザ、又は復元されたデータを分析するその他の機器とし得る。受信器120はまた、データを直接的に処理してもよい。従って、受信器120は、受信した電磁信号上で信号処理を実行し、サンプリングされた信号に対応するリタイミングされたデジタルデータ信号を検証することを可能にする。]
[0014] 一実施形態において、EMカップラプローブ110から受信されたEM結合信号は、先ず、例えば積分器、増幅器、イコライザ及びドループ制御回路などの様々な回路を含み得るアナログフロントエンド(AFE)125によって、復元され且つ増幅される。AFE125から、調整されたアナログ信号がリタイマー(re-timer)130に提供され、リタイマー130は、アナログ波形をデジタルビット群に変換し、クロック−データ復元を実行し、且つ到来データストリームを異なるクロックにリタイミングする。一実施形態において、リタイマー130は少なくとも2つの並列経路を含み得る。2つの並列経路のうちの一方は、送信器145に出力するリタイミングされたデジタルデータを生成するためのデータパスであり、エラーパスと呼ぶ第2の並列経路は、リタイマー130のデータパスのサンプリングクロックを制御するために使用可能な様々な情報に関して有限状態機械(finite state machine;FSM)140にフィードバック情報を提供するためのパスである。そして、この実装例において、各並列経路は、到来アナログ信号を異なるクロック位相でサンプリングするための、FSM140によって制御される複数のサンプラーを含み得る。例えば、各並列経路は、1つのサンプラーが対応するサンプリングクロック(すなわち、データパスの場合のデータサンプリングクロック、及びエラーパスの場合の誤差サンプリングクロック)でクロック供給され、その他の残りのサンプラーが、サンプリングクロックとは異なる位相にある対応するエラークロックによってクロック供給され得る、例えば4つのサンプラーといった複数のサンプラーを含んでいてもよい。これら異なるクロック位相にある複数のサンプラーの各々によってサンプリングされた値に関する情報をフィードバックすることにより、FSM140は、クロックがデータ・アイの実質的に中央に位置して最適な性能となるよう、データサンプリングクロックの位相を正確に制御し得る。]
[0015] なお、サンプラーを制御するために生成されるクロックは、FSM140からの制御情報に応答して生成され得る(FSM140はこの情報を、リタイマー130内に存在する複数の位相補間器(phase interpolator;PI)に提供し得る)。従って、リタイマー130はまた、複数の位相補間器(様々なサンプリングクロック及びエラークロックを生成するように、各位相補間器が、提供されたクロックを調整する)に提供されるクロックを生成するための、例えば位相ロックループ(PLL)又は遅延ロックループ(DLL)などのクロック制御機構を含み得る。]
[0016] FSM140は、アナログフロントエンド120及びリタイマー130の制御設定の自動的なトレーニング(訓練)及び校正を提供する。該設定は、外部から上書き及び監視を行うことも可能である。上書き制御信号は、外部のハードウェア/ソフトウェア、又はその他の制御インタフェースから受信され得る。最後に、受信器120からデジタルデータを送信するために、リタイマー130の出力に送信器145が接続される。]
[0017] 実施形態は、リタイミングされたデジタルビット群を、異なる実施形態の様々な位置に送信することができる。例えば、一実施形態において、リタイミングされたデジタルデータは、分析機器、又はデータ分析及びシステムデバッグのための論理機能を含む特定用途向け集積回路(ASIC)に送信され得る。他の例では、ASICに代えてフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)を使用することができるよう、受信器内に一層多くの送信器を(例えば、複数の送信器145を並列に)追加することにより、高速な到来データストリームを、より低速なトラフィックに変換することができる。なお、様々な実施形態において、リンク層及びプロトコル機能は、受信器120又はバックエンドASIC内に統合されることが可能である。]
[0018] 最適性能を確保するため、実施形態は更に、到来データ・アイのアイ開口を監視し、アイの幅に基づいて制御設定を訓練するためのダイ上スコープ(on-die scope;ODS)を含んでいてもよい。図2に示すように、受信器120’は、図1の受信器120の構成と同様に構成され得る。しかしながら、データ・アイに関するアイ開口情報を決定するために、ダイ上スコープ135が存在している。図示のように、ダイ上スコープ(ODS)135は、リタイマー130からの情報を受信し且つアイ開口の指標をFSM140に提供するように結合され得る。一実施形態において、アイ開口情報は、データ・アイの幅に相当し得る。代替的に、例えばアイ開口振幅、アイ開口面積又はその他のデータ・アイ指標情報などのその他のアイ開口情報であってもよい。このような情報は、フィードバック及びトレーニングの目的で、データをサンプリングするためにも使用される1つ以上のクロック(例えば、エラーサンプリングクロック)のために提供され得る。] 図1 図2
[0019] この情報に基づいて、FSM140はAFE125及びリタイマー130の双方に制御情報を送信し得る。例えば、受信した情報に基づいて、FSM140は、例えばイコライザ、ドループ制御部、オフセット制御部、入力終端抵抗、積分器などの様々なアナログフロントエンド部を制御し得る。さらに、FSM140は、例えば、リタイマー130内で使用される1つ以上のサンプリングクロックを動的に更新するための、1つ以上の位相補間器の制御情報といった制御情報をリタイマー130に提供してもよい。]
[0020] 実施形態は、電源オンの後に初期校正を実行し得るとともに、例えば電圧及び温度などの時変因子を補償するためにリアルタイムトレーニングを実行し得る。なお、実行される初期トレーニングは、既知の、未知の、あるいは非決定論的すなわちランダムな、到来データを用いて実行され得る。すなわち、このトレーニング段階では、LUTに結合された送信器が既知のトレーニングパターンを送信する必要はない。それに代えて、実施形態はランダムな情報を用いてトレーニングを実行し得る。より具体的には、ODS135及びFSM140は、既知のトレーニングパターンを探索してそれに追随するのではなく、到来データストリーム内に存在する遷移を用いて校正を実行し得る。斯くして、その周辺でデータ・アイの遷移が発生するウィンドウであって、当該ウィンドウから遠ざかり且つデータ・アイの中心に向かうようにデータサンプリングクロックを移動させるためのウィンドウを構築することができる。例えば、ODS135によってFSM140に提供される情報は、アイの幅に関する所与のウィンドウ内で発生する遷移に各々が対応する複数のカウントを含んでいてもよい。他の例では、遷移を指し示すものがODS135からFSM140に送信され、FSM140が各ウィンドウ内で発生する遷移をカウントすることができてもよい。例えば、各々がサンプリングクロックとエラークロックとの間の単位間隔(UI)の一部に相当する3つのウィンドウが構築されてもよい。カウントは、ウィンドウごとに管理され、ODS135からFSM140に提供され得る。FSM140はこれら複数のカウントを分析し、最も少ない数の遷移を有するウィンドウ(これは、データ・アイの実質的に中心で発生するサンプリングクロック位相に相当する可能性が高い)を決定し得る。しかしながら、その他の実装例も可能である。なお、同一の受信器内の各経路を独立にトレーニングすることが可能である。すなわち、様々な実装例において、図1の受信器120及び図2の受信器120’は、当該受信器が結合されるLUTの所与の差動経路に各パスを関連付けて図1及び2に示したのと同じように各経路又はパスが構成された、複数の経路又はパスを有していてもよい。] 図1 図2
[0021] トレーニングを実行する様々な手法が様々な実施形態にて実現され得る。図3を参照するに、本発明の一実施形態に従ったトレーニング動作のフロー図が示されている。図3に示すように、方法200は、本発明の一実施形態に従った受信器内の様々なパラメータの適応制御を可能にするように、初期設定においてと、通常システム動作においてとの双方で行われるトレーニングに相当し得る。] 図3
[0022] 図3に示すように、方法200は、オフセット設定を掃引(スイープ)することによって開始し得る。オフセット設定は、EMカップラチャネル、又は受信器のアナログフロントエンド内の1つ以上の利得段に関連付けられ得る。複数サイクルの到来データの間に例えばアナログフロントエンドの1つ以上の利得段などの様々な構成要素に様々なオフセット値が与えられているとき、最適設定が決定され得る。より具体的には、最適設定は、AFE125の出力から生成される出力データが切り替わる(トグルする)ときに生じ得る。すなわち、一部の実装例において、特に差動式の実装例において、正の信号線上の値と負の信号線上の値とが切り替わるとき、それは最適なオフセット設定を指し示すものであり得る。従って、ブロック210にて、このオフセット設定が取得され、アナログフロントエンドの様々な構成要素に制御信号を提供するために使用され得る。なお、一部の実装例においては、(例えば、図1に関する)リタイマー130のフィードバック経路が、出力の切り替わりを決定するために分析されるデータ出力を提供し得る。] 図1 図3
[0023] なおも図3を参照するに、次にブロック220にて、ドループ設定がその設定の全範囲でスイープされ得る。これらのドループ設定を用いて、アイ・サイズに基づく最適ドループ設定が決定され得る。なお、ブロック220は、各ドループ設定に対してイコライゼーション設定の範囲がスイープされるブロック225の入れ子ループを含んでいる。故に、第1のドループ設定において、イコライゼーション設定の範囲がスイープされる。スイープされたイコライゼーション設定の範囲のなかで、アイ・サイズに基づいて、最適の設定が決定される。すなわち、該範囲のイコライゼーション設定のうち1つの設定が、最大の値を有するアイの幅をもたらす。スイープされたイコライゼーション設定のうちのこのイコライゼーション設定は、例えばFSMに結合された記憶手段である一時的な記憶手段に記憶され得る。その後、制御はループを辿ってブロック220に戻り、例えば設定されたタイミングの範囲の次の値の組にドループ設定を調整するようにドループ設定がスイープされる。この更新されたドループ設定において、再びイコライゼーション設定がスイープされ、最も広いアイ幅に関するイコライゼーション設定が再び決定される。この処理は、全てのドループ設定のスイープが完了するまで繰り返し実行され得る。従って、ブロック220の最後で、複数のドループ設定のうちで最良の性能(例えば、最大アイ幅)を有する1つに基づいて、最適に決定されたドループ/イコライゼーション設定が設定され得る。故に、アナログフロントエンドに関するこれらの様々な値が、FSM140からAFE125への制御信号を介して適用され、受信器120の最適動作が可能にされ得る。このようなトレーニングの後、通常の受信器動作が行われ、図3のトレーニング方法は休止状態230に入り得る。] 図3
[0024] さらにリアルタイム動作中にも適応挙動を実現するために、更なるリアルタイムトレーニングが行われてもよい。具体的には、ユーザにより制御され得る、あるいは外部要素により設定され得る、あるいはFSMによって決定され得る所与の間隔で、オフセット経路(トラック)の有効化が開始されているかが決定され得る(菱形ブロック240)。そうであれば、オフセット設定が更新され得る。ブロック245に示すように、その設定はアイ測定に基づき得る。例えば、オフセット設定が第1の方向に更新され、アイ幅が測定される。アイ幅が大きくなる場合、オフセット制御のこの更新された設定が用いられる。そうでない場合には、その設定は(元の設定から)その他の方向に調整され、アイ幅が一層広い幅に変化するかが決定され得る。そうであれば、2番目に更新された値が、オフセット値を制御するために用いられ得る。それ以外の場合には、制御値の更新は行われない。図3に示すように、制御はブロック245からブロック230へと戻る。] 図3
[0025] なおも図3を参照するに、後の時点で、オフセットトラックの有効化が開始されているかが決定されてもよい。開始されていなければ、制御は菱形ブロック250へと進み、ドループトラックの更新が有効にされているかが決定され得る。そうであれば、制御はブロック255へと進み、そこでドループ設定が更新され得る。ブロック245に関して上述したのと同様にして、ドループ設定を更新すべきかの決定は、現在のアイ幅の値と、対応する更新されたドループ設定で決定される値との間でのアイ幅の指標に基づき得る。その更新(実行される場合)後、制御はブロック230に戻る。再び、後の時点で、オフセットトラック更新、ドループトラック更新又はイコライザトラック更新が有効にされているかが決定され得る。菱形ブロック260においてイコライザトラック更新が有効にされている場合、制御はブロック265へと進み、そこでイコライザ設定が更新され得る。ブロック245及び255においてのように、イコライザ更新はアイ幅の指標に基づき得る。その更新後、制御はブロック230に戻る。図3の実施形態における特定の実装例を用いて説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。例えば、トレーニングのアルゴリズムを、用いられるその他の制御設定(例えば、AFE入力終端)に拡張することが可能である。] 図3
[0026] 実施形態は、故に、例えばデスクトップコンピュータ及びサーバのプロセッサなどの様々な部品単位のコストを低減する、非侵襲的なプローブ技術を用いた高速シリアルバスのその場(in-situ)デバッグ及び試験を提供する。また、EMプローブ結合を可能にすることにより、ダイ上のミラーポート(試験用ポートとして使用される)を排除することができるので、有意なダイ面積の節約が達成され得る。実施形態は、例えば二点間(ポイントツーポイント)インターコネクト技術、PCIExpress(登録商標)仕様書基礎仕様第1.1版(2005年3月28日発行)に基づくPCI(Peripheral Component Interconnect)Express(登録商標)(PCIe(登録商標))リンク、ダブルデータレート(DDR)、及びその他の高データレートバス/リンクプローブアプリケーションなどの、様々なバスアーキテクチャを探査するために使用され得る。さらに、実施形態は、デュアルインラインメモリモジュール(DIMM)又はその他のデバイス上のリピーターの必要なく、電磁的に探査するために用いられ得る。]
[0027] 高められた監視リンクレートでのロジックプローブの信頼性及び性能の向上は、より迅速な製品のデバッグを提供し、より迅速な市場への製品導入と、バグ報告の手戻りのより迅速なデバッグとを可能にし、それにより、バグが分離され且つソフトウェア、試験、処理又はその他の次善策が時間内に特定され、コストのかかる手戻り及びリコールが確実に防止され得る。]
[0028] 図4は、本発明の他の一実施形態例に従ったシステムを示している。その他の実施形態及び構成も使用され得る。より具体的には、図4は、図1に関して説明したのと同様にしてLUT70によって接続された送信デバイス50と受信デバイス60とを示している。この例においては、送信デバイス50と受信デバイス60との間で、DCバランスをとられたデータ信号、又はDCバランスをとられていないデータ信号が伝送され得る。] 図1 図4
[0029] 図4は、LUT70に結合されたEMカップラプローブ110と、EMカップラプローブ110に結合された受信器420とを含むEM受信器400を示している。EMカップラプローブ110は、サンプリングされた電磁信号を提供し得る。受信器420は、LUT70上で伝送されるデータ(又はデータパターン)に基づいて、EMカップラプローブ110から、サンプリングされた電磁信号を受信し得る。受信器420は、デジタル化され且つリタイミングされた信号を提供することができ、上述の受信器120若しくは120’、又はEMカップラプローブ110から受信した電磁信号に基づく復元され且つリタイミングされたデジタル信号を提供するその他の受信器に相当し得る。] 図4
[0030] 図4は更に、受信器420に結合され、リタイミングされた信号を受信して該信号の正当性又は不当性を確認する分析装置430を示している。分析装置は、オシロスコープ、ロジックアナライザ、カスタムハードウェア/ソフトウェア、及び/又はデジタル信号を分析するファームウェアを含み得る。一例として、分析装置430は、到来デジタルデータを、LUT70で伝送されるデータに対応するテストデータと比較し得る。このテストデータは、分析装置430上でメモリ装置に適切に格納されることができ、それに格納されるのに先立って別のデータ源から提供されてもよい。] 図4
[0031] 実施形態は、数多くの異なる種類のシステムを探査するために使用され得る。図5を参照するに、本発明の他の一実施形態に従ったシステムのブロック図が示されている。図5に示すように、マルチプロセッサシステム500は、二点間インターコネクトシステムであり、二点間インターコネクト550を介して結合された第1のプロセッサ570と第2のプロセッサ580とを含んでいる。図5に示すように、プロセッサ570及び580の各々は、第1及び第2のプロセッサコア(すなわち、プロセッサコア574a及び574b、プロセッサコア584a及び584b)を含むマルチコアプロセッサとし得る。一例として、インターコネクト550は、本発明の一実施形態に従った受信器に結合されたEM結合を用いて探査され得る。なお、その他のアーキテクチャも可能である。例えば、図5の二点間アーキテクチャに代えて、システムはマルチドロップ形式のバス、又はその他のそのようなアーキテクチャを実装していてもよい。] 図5
[0032] なおも図5を参照するに、第1のプロセッサ570は更に、メモリコントローラハブ(MCH)572と、二点間(P−P)インタフェース576及び578を含んでいる。同様に、第2のプロセッサ580は更に、MCH582と、P−Pインタフェース586及び588を含んでいる。図5に示すように、MCH572及び582は、プロセッサをそれぞれのメモリ、すなわち、メモリ532及びメモリ534に結合している。メモリ532及び534は、それぞれのプロセッサにローカルに取り付けられたメインメモリ(例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM))の一部とし得る。第1のプロセッサ570及び第2のプロセッサ580は、それぞれ、P−Pインターコネクト552及び554を介してチップセット590に結合され得る。図5に示すように、チップセット590はP−Pインタフェース594及び598を含んでいる。] 図5
[0033] また、チップセット590は、チップセット590をP−Pインターコネクト539高性能グラフィックエンジン538と結合するためのインタフェース592を含んでいる。そして、チップセット590は、インタフェース596を介して第1のバス516に結合され得る。図5に示すように、第1のバス516には、様々なI/O装置514とともに、第1のバス516を第2のバス520に結合するバスブリッジ518が結合され得る。第2のバス520には、例えば、キーボード/マウス522、通信装置526、及び一実施形態においてコード530を含み得る例えばディスクドライブ若しくはその他の大容量記憶装置などのデータ記憶装置528といった、様々な装置が結合され得る。さらに、音声I/Oが第2のバス520に結合されてもよい。] 図5
[0034] 実施形態は、コードにて実装されてもよく、また、命令を実行するようにシステムをプログラムするために使用されることが可能な命令を格納した記憶媒体に記憶されてもよい。記憶媒体は、以下に限られないが、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、コンパクトディスク型読み出し専用メモリ(CD−ROM)、書換可能型コンパクトディスク(CD−RW)及び磁気光ディスクを含む何らかのタイプのディスク、例えば読み出し専用メモリ(ROM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)やスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)などのランダムアクセスメモリ(RAM)、消去可能読み出し専用メモリ(EPROM)、フラッシュメモリ、及び電気的消去可能読み出し専用メモリ(EEPROM)などの半導体デバイス、磁気カード若しくは光カード、又は電子的な命令を格納するのに適したその他の種類の媒体を含み得る。]
[0035] 限られた数の実施形態に関して本発明を説明したが、当業者は、それらの実施形態からの数多くの変更及び変形を認識するであろう。添付の請求項は、本発明の精神及び範囲に入る全ての変更及び変形に及ぶものである。]
权利要求:

請求項1
被試験デバイス(DUT)又は被試験リンク(LUT)からの信号を電磁的にサンプリングする電磁カップラプローブから、サンプリングされた電磁信号を受信し、前記DUT又はLUTからの前記信号に対応するデジタル信号を出力する受信デバイス、を有する集積回路。
請求項2
前記受信デバイスは、前記サンプリングされた電磁信号を受信し、前記サンプリングされた電磁信号を前記デジタル信号に変換するリタイマーを含む、請求項1に記載の集積回路。
請求項3
前記リタイマーに結合され、前記リタイマーからアイ・サイズ情報を受信し、且つアイ・サイズの指標を有限状態機械(FSM)に提供するダイ上スコープ、を更に有する請求項2に記載の集積回路。
請求項4
前記FSMは、前記ダイ上スコープからのフィードバック情報に応答して、前記リタイマーのサンプリングクロックの位相を制御する、請求項3に記載の集積回路。
請求項5
前記リタイマーに結合され、ロジックアナライザ、又は前記受信デバイスに取り付けられた分析用特定用途向け集積回路(ASIC)、への伝送のために前記デジタル信号を調整する送信器、を更に有する請求項2に記載の集積回路。
請求項6
当該集積回路は更に、前記サンプリングされた電磁信号を受信し且つ該電磁信号を調整するアナログフロントエンドを含み、該アナログフロントエンドの出力が前記リタイマーの入力に接続される、請求項2に記載の集積回路。
請求項7
前記FSMは、前記LUT上で伝送される非決定論的データが前記電磁カップラプローブから前記受信デバイスに提供されるトレーニング段階中に、前記アナログフロントエンドの適応制御を実行する、請求項6に記載の集積回路。
請求項8
前記FSMは、少なくとも部分的に前記非決定論的データに基づいて、サンプリングクロックの最適位置を決定する、請求項7に記載の集積回路。
請求項9
電磁プローブに結合された受信器回路にて、被試験リンク(LUT)に結合された前記電磁プローブから非決定論的データを受信するステップ;前記受信器回路のアナログフロントエンド(AFE)からの出力信号が切り替わるまで、前記AFEの少なくとも1つの第1の制御設定を調整するステップ;第1の複数回の繰り返しにわたって、少なくとも1つの第2の制御設定を調整し、各繰り返しにて前記非決定論的データに対応するデータ・アイのサイズを決定するステップ;前記出力信号が切り替わるときの設定に対応させて前記少なくとも1つの第1の制御設定を設定し、且つ決定されたデータ・アイのサイズに基づいて前記少なくとも1つの第2の制御設定を設定することで、前記受信器回路のトレーニング段階を完了するステップ;及び前記LUTの試験動作中に、前記第1及び第2の制御設定のうちの少なくとも1つを適応的に更新するステップ;を有する方法。
請求項10
前記第1の複数回の繰り返しの各々において、第2の複数回の繰り返しにわたって、少なくとも1つの第3の制御設定を調整するステップ、を更に有する請求項9に記載の方法。
請求項11
前記第1、第2及び第3の制御設定は、それぞれ、オフセット設定、ドループ設定及びイコライゼーション設定を含む、請求項10に記載の方法。
請求項12
前記受信器回路は、前記電磁プローブに結合された集積回路であり、当該方法は、前記受信器回路のダイ上スコープにて前記データ・アイのサイズを決定することを有する、請求項9に記載の方法。
請求項13
状態機械にて、前記ダイ上スコープから前記データ・アイのサイズを受信し、少なくとも部分的に前記データ・アイのサイズに基づいて、前記受信器回路のリタイマーのサンプリングクロックを制御するステップ、を更に有する請求項12に記載の方法。
請求項14
前記サンプリングクロックに応答して前記リタイマーにて前記非決定論的データをサンプリングし、前記非決定論的データに対応するデジタル信号を前記受信器回路から送信するステップ、を更に有する請求項13に記載の方法。
請求項15
被試験デバイス(DUT)からの信号を電磁的にサンプリングする電磁カップラプローブ;及び前記電磁カップラプローブに結合され、前記電磁カップラプローブからサンプリングされた電磁信号を受信し、前記サンプリングされた電磁信号に対応するデジタル信号を出力する受信デバイス;を有するシステム。
請求項16
前記受信デバイスは、前記サンプリングされた電磁信号を受信し、前記サンプリングされた電磁信号を前記デジタル信号に変換するリタイマーを含む、請求項15に記載のシステム。
請求項17
前記リタイマーに結合され、前記リタイマーからアイ幅情報を受信し、且つアイ幅指標を有限状態機械(FSM)に提供するダイ上スコープ、を更に有する請求項16に記載のシステム。
請求項18
前記受信デバイスは、前記サンプリングされた電磁信号を受信し且つ前記サンプリングされた電磁信号を調整するアナログフロントエンドを更に含む集積回路であり、該アナログフロントエンドの出力が前記リタイマーの入力に結合される、請求項17に記載のシステム。
請求項19
前記FSMは、前記DUT上で伝送される非決定論的データが前記電磁カップラプローブから前記受信デバイスに提供されるトレーニング段階中に、前記リタイマーの適応制御を実行する、請求項18に記載のシステム。
請求項20
前記FSMは、前記トレーニング段階にて決定された少なくとも1つの設定を更新するため、通常試験動作中にも前記適応制御を実行する、請求項19に記載のシステム。
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